SSブログ

森下賢一『偉人の残念な息子たち』

ジョー・ケネディ、マクシミリアン二世が偉人?アル・カポネの
息子ソニーは不肖か?書名に偽りありだよね(^_^;)
森下賢一『偉人の残念な息子たち』(朝日文庫,2012)。

1つの文、「 。」から「 。」までがメッチャ長いっ!
一番最初の頁(本書9頁)の一番最初の文が何と6行!
本書92頁なんて6行もある文が2つもあるんだからね。
これじゃ無味乾燥な伝記的事実は頭にすっきり入らん。

ただ、取り上げられた各親子に関し、小生は断片的な
知識しか持ち合わせてなかったので、読み物としては
面白く読めた。2015年5月3日に取り上げた他の著作
(『骨肉 父と息子の日本史』)からして、この著者の
歴史の知識は全く信用できないので、話半分にだけどね。
しかし今更だがケネディ一家は皆ろくでなしだな(-_-;)

メモるほどでもないけど、気付いた誤植は以下の通り。
手元の関連文献を調べなかったので史実の誤り等には
気付かず。詳しい人から見たら噴飯物かもしらんけど。

本書190頁(ジョージ五世の息子エドワード八世)

  一九五二年の弟ジョージ五世、・・・の葬儀にも

   → エドワード八世の弟はジョージ六世

本書223頁(マクシミリアン二世の息子ルートヴィヒ)

  メリー・スチュワート  

   → メアリー・スチュアートではありませんか?
     とヤフーさんも申しております。

本書255頁(フランツ・ヨーゼフ一世の息子ルードルフ、嗣子フェルディナント大公)

  ミッチー・スパル
  
   → ミッチー・カスパル

誤植で思い出したので、この場を借りてメモっておこう。

末次由紀『ちはやふる』(講談社,2012)⑰巻末の次巻予告
  
  見近な仲間が変わっていく

二ノ宮知子『のだめカンタービレ』(講談社,2002)②102頁(千秋の台詞)

  盗族か!? おまえら・・・

すがやみつる or 本宮ひろ志『真田十勇士』に「風盗族」は出てくるけど^^;

昨日はブックオフに「こらしめられてしまったわね」Ⓒ西村しのぶ

[追記]
誤植ではないのだけれど、『ちはやふる』繋がりということで、ここにメモっておこう(^^)
末次由紀&BE-LOVE編集部監修『ちはやふる オフィシャルファンブック』(講談社,2012)に
末次由紀と羽海野チカによる「超豪華スペシャル対談」が収録されているが、同書116頁に、

  それぞれ「和」の競技に青春を懸ける高校生を描く・・・

とリードがあり、末次による下記発言があった。

  和物・勝負物ということで・・・

カルタは「和物」なのかね(..)
文庫本とは思えぬほど内容が学術的でもある、
島津忠夫訳注『百人一首』(角川文庫,1969→1984改版22版[ママ])254頁を引くと、

  かるたの由来に関しては、山口吉郎兵衛氏の『うんすんかるた』(昭和三十六年私家版)
  に詳しい。もともと、このかるた遊びは、日本古来の貝おおいと、南蛮渡来のウンスン
  かるたとが折衷されて生じたものらしい。

とあるように、〈和洋折衷物〉が正確だろう(^_^;)
〝カルタ〟という名称がポルトガル語に由来することぐらいフツー知ってそうだけど、
「和(物)」という表現に対し、編集者も含めて誰も違和感なかったのかね(+_+)
コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。